「したほうがいい」
「行ったほうがいい」
「決めたほうがいい」
この“~したほうがいい”という言葉、いつの間にか私たちの中でルールのようになっています。
でもその言葉が、あなたの心を縛って苦しめているなら、
もしかすると、それは“努力”ではなく“我慢”に変わっているのかもしれません。
こんにちは、カウンセラー翔子です。
「やったほうがいい」と頭で思うことと、
「今はしたくない」と心で感じること。
この2つがぶつかるとき、私たちはとても疲れます。
どちらかを選ばなきゃと思っても、心がついていかない。
そんなときは、無理に“答え”を出さなくても大丈夫なんです。
「今は決めなくていい」
「少し休んでから考えよう」
この“保留の選択”も、ちゃんとした行動のひとつです。
人は、心が整っていないときに決めたことほど、あとで苦しくなります。
だからこそ、疲れているときは、
「決めない」という選択を自分に許してあげることが、
本当の優しさだと思うのです。
そして、もしあなたの中に「出たほうがいい」「挑戦すべき」という声がある一方で、
「怖い」「離れたくない」という気持ちもあるなら。
どちらも“本当のあなた”です。
勇気も、怖さも、どちらもあなたの中にあっていい。
その両方を抱えながら進んでいくことが、
「自分を大切にする」ということなのです。
焦らなくても大丈夫。
立ち止まっても、何も決まっていなくても、
あなたの価値は、何一つ変わりません。
「~したほうがいい」ではなく、
「本当はどうしたい?」という問いを、
これからの道しるべにしていきましょう。







