こんにちは。
翔子です。
小学生の頃から、周りの大人たちはこう言いました。
「いい成績を取ればきっと幸せになれるよ」
「将来、安定した職業についてこそ安心だよ」
その言葉を信じて、一生懸命勉強して、
誰もがうらやむ進学校に合格した私。
でも心の中は
――ぽっかり空いたままでした。
中学生、高校生、そして大学生になっても、
「これさえ手に入れば幸せ」
という思い込みが消えませんでした。
高学歴、高収入、立派なキャリア……
ゴールを達成しては、次の目標が現れる無限のループ。
気づいたとき、私は疲れ果てていました。
何もかもうまくいっているはずなのに、
どうしてこんなに満たされないんだろうと。
そんな私に転機が訪れたのは、
大学を卒業してしばらくのことでした。
初めての社会人生活に挫折し、
何もかもしっちゃかめっちゃかになったあと。
初めて、自分に問いかけてみたんです。
「本当に欲しいのは、何?」
答えはすぐには出ませんでした。
でも、心を空っぽにした状態で毎日問い続けていたら、
半年後にふと、「誰かの役に立ちたい」
という言葉だけが浮かび上がってきました。
それは、どこか無意識の奥底で
ずっと求めていたことだったのだと思います。
私はそこから、自分の思考を180度変え始めました。
「自分が幸せになるため」に得ようとしてきたものを、
「誰かを幸せにするため」に使おうと決めたんです。
そして今、ようやくわかったことがあります。
本当の幸せはいつだって、
誰かとの繋がりの中にあるんだって。
それが家族でも友人でも、仕事を通して出会った誰かでも。
目に見える形ではないけれど、
与えることで受け取るものがあるんです。
もし今、人生に迷っている人がいるなら、
ぜひ自分に問いかけてみてほしいです。
「本当の幸せは、どこから来るんだろう?」と。
答えはきっと、あなたがすでに持っているものの中にありますよ。