こんにちは^^
日頃心の使い方を意識している
カウンセラーしょうこです。
今日はカウンセリングを通じて心の回復をする中でしばしば陥りやすい悪循環を防ぐため、知っておくといいTIPSをお伝えします。
味方につけると最強な3つの原則①
心の回復をするうえで、知っておくといい脳の特徴があります。
ひとつ目は、繰り返されるものを重視する。
「使わなければ失ってしまう」というものです。
その人の過去の体験や記憶が、その人の思考パターンや言動パターンを形づくります。
一度出来上がった脳を短期間で劇的に変えることは難しく、脳のクセを変えるには新しいものを「意識的に」「辛抱強く」使い続けることが必要となってきます。
味方につけると最強な3つの原則②
ふたつめは、人の意識は有限であるということです。
人の脳は思っている以上に情報処理能力が限定的です。
脳の中に入れられる容量は決まっており、限りがあります。なので、たくさんの情報を目の前にしたとき、どんなものを脳に取り入れるのかを無意識に選択しています。
この選択をしているのがいわゆる潜在意識と言われるものです。
潜在意識が有限であることがわかると、意識の無駄遣いがいかにもったいないことであるかを想像していただけるのではないかと思います。雑多な情報やストレス、心配事などで散らかった状態のままでは、人は深い思考も高い集中力も発揮できません。
味方につけると最強な3つの原則③
3つ目は、人は本来ネガティブ思考が作動しやすいということです。
これは私が初めて聞いたときすごく驚きました。いわゆるポジティブ人間といわれる人たちにも共通して、人間の脳が本来的に持っている、自己否定に陥りやすい特性があるのです。
自己否定に陥りやすい原因は大きく2つあり、ひとつはエラー検知機能です。
計算ミスや誤字脱字などのエラーを検知するだけではなく、他人の欠点や弱点を見抜く機能を備えています。ですので、人の悪いところが目に入ってしまうのは、むしろごく自然なことだといえます。
もう一つの原因は、人間の記憶の引き出し方にあります。人が意思決定をするとき、過去の情報を引き出しながら総合的に判断するという処理をしています。そのときに使うデータとして人はポジティブな記憶よりもネガティブな記憶の方を強く思い出してしまう傾向があります。
例えばテニスの試合を5回やったうち1回負けた、失敗したとします。
確率論で言えば勝利の確率が80パーセントなので自信を持って行えば良いところ。
ですが、現実はそうはいかず、たった一回の失敗に意識を持っていかれ「うまくいかないのでは?」と考えてしまいます。そんなとき、ネガティブバイアスが働くものだということを知っていれば、例え不安は変わらなくとも、特性から起こっている不安だと思うと向き合い方も少し変わるのではないでしょうか。
日常の中で「意識する」訓練あるのみ
以上、心の回復をする中で、知っておくといい脳の特徴3つを紹介しました。
脳の特徴とはいつの時代も変わらないルール・原理法則といったところでしょうか。これを知っておくことで心の回復をする時はもちろん、意識的に日常の中での脳の使い方を変えられます。
ぜひ意識してみてください♩