他責では良い人生は送れない。
他責では前に進めない。
いわゆる成功者といわれる人がそんな風に言っているのをよく見かけます。
確かに、私もそう思っていましたし、今でも共感します。しかし、自責に振り切りすぎたあまりに心を壊した体験をしてからは、自責という言葉を使うことに躊躇するようになりました。
自責という言葉があなたにとっていい方向に向かうのであれば、それはすごくいいことだと思います。
けれど、もしもそれに苦しんでいるのであれば今回のお話は心に留めてもらえたらと思います。
自分を責めて苦しい人は、悩みを分ける
自責ぐせに苦しむ人は、今ある悩みを変えられるものと変えられないものに分けるといいです。
これは自分次第でどうにでもなることなのか、相手次第で変わってしまうものなのかを分けるということです。なぜならば、責めてしまう原因の大半が、変えられないことで悩んでいるからです。
例えば、自分がやったことでないクレームの電話があって、ひどく怒鳴られたとします。自分がやったことでもないのに、自責ぐせのある人は、「自分の電話対応が悪かったからだ」と思い自分を責めます。
たとえ、これが自分がやってしまったことに対するクレームだったとしても、「相手がどのように感じるのか。」は、自分ではどうすることもできない敷地のことです。
けれど、自責ぐせが強いとそれに気づくことができません。
ですので、そんなときは、一度ぐるぐる悩んでいる内容を書き出して、
変えられるものは何か?という視点を持つようにしましょう。
きっと大切なことに集中できることと思います。