見切り発車で初めはやる気があっていいが、
すぐに燃え尽きてしまう。
なかなか何事も続かない。
そんなお悩みはありませんか?
今日は、真面目でやる気がある人が陥りがちな心の落ち込みを取り上げて、
モチベーション管理について多くの人の盲点になっていることについてお話します。
必要なのは「頑張らない努力」
- 「はじめはやる気があったはずなのに、今は朝起きるのさえしんどい」
- 「モチベーションに波があって続かず、そんな自分を責めて責めて‥(;_;)」
- 「なんだかやる気が出ない。。」
挑戦や新たなスタートが多い季節は同時にやる気に関する相談はあとをたちません。真面目で自責ぐせがある人ほど、「やる気を出すこと」よりも「続けること」に悩みがちです。
もちろん、最低限日々を送るためのモチベーションは必要です。
ですが、実はやる気は「下がる」ことよりも「上がる」ことの方が危険な面もあることをご存じですか?
たとえば「今日はやる気があるからいつもは日記を書くのは3行だけど、今日は30行書いてみよう」とか「気分がのっているから今日はカウンセリングをいつも60分なのに120分受けよう」とか小さなことでも「気分」「やる気」でその日のパフィーマンスの量が一時的に増えることは誰にもあると思います。
これが実はすごく危険です。
心理学の変わらない真理の一つに「あがったものは落ちる」という法則があります。上がったものは、良くも悪くも必ずどこかで落ちるということです。
これを知らずにその時その時の「やる気」や「気分」といった不安定なものに任せていると自分の気分によって振り回されるようになってしまいます。
だから、実は大切なのは、やる気が出ないときに自分を奮い立たせて頑張ることよりもやる気が有り余るときに自分をおさえて頑張らないことです。
どんだけやる気があってもどんだけ気分がよくても「毎日3行の日記」と自分で目標設定しているのなら、たとえ20行、30行書けたとしても3行で終わらせることです。
「やる気」に頼らず、ある種機械的に「こなす」ように取り組めることがカウンセリングにおいても長く続けられるコツになってきます。